データサイエンティストの転職事情
最近企業からの需要が加熱しつつあるテータサイエンティストの転職事情についてご説明します。
データサイエンティストが求められている背景
ビジネス用SNSのリンクトインが2015年に発表した、企業から注目されているスキルランキングです。
- クラウド・分散コンピューティング
- 統計分析/データマイニング
- マーケティングキャンペーン運営
- SEO/SEMマーケティング
- ミドルウェア・インテグレーションソフトウェア
- モバイル開発(スマホアプリ開発)
- ネットワーク・情報セキュリティ
- ストレージシステム管理
- ウェブアーキテクチャ/開発フレームワーク
- UIデザイン
ここでも2位にデータサイエンティストのスキルが「統計分析/データマイニング」が入ってきています。
この背景には、IoT、AI、フィンテックなどにより、膨れ上がるデータ量があります。そのようなデータを自社の経営に役立てるためにデータサイエンティストが必要としている企業が急増しています。クラウドエンジニア、UI/UXエンジニアなどの新しい職種へのニーズも急増しているのですが、やはり分析して直接的に経営に貢献できるデータサイエンティストがもっとも重要視されている職種といっていいでしょう。
伝統的なメーカーや金融機関、自動車メーカーまで、人材のクオリティよりもとにかく人数を集めるのに躍起になっています。ただ、このような人材は、どこの業界も求めているため、賃金が上がっています。
ただ、伝統的な日本的雇用システムを採用している企業では、年功賃金が普通なので、なかなか雇えないという実態もあるようです。このような賃金システムを早急に改革することが今求められています。
データサイエンティストが転職で失敗しないためには?
まずは転職サイトに登録すると思いますが、それだけだと「非公開求人」という案件に出会えない可能性があります。というのはIT以外の企業の多くは、そこまで転職サイトに求人を出しません。というのは、応募が殺到しすぎてしまい、選考が大変になってしまうからです。なので、特定の転職エージェントに「いい人がいたら紹介してください。」という依頼を出しているだけの場合があります。これが非公開求人です。
なので、一社は転職エージェントを使ったほうがいいです。ただ、通常のエージェントではなく、IT専門のエージェントを使いましょう。というのは、通常のエージェントだと、「データサイエンティストってなに?おいしいの?」という人も普通にいます。そのような方がもってくる案件はかなり的違いな案件になる可能性が高いからです。